『海外旅行でスキミング防止パスポートケースは必需品ではない!?』スキミングとスリ対策方法をご紹介!

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これから海外旅行を予定している方、クレジットカードのスキミング対策はされていますか!?もしされていれば、それは素晴らしいと思います。でも、それって本当に海外で効果的かご存知ですか?

結論から言うと、スキミング対策で有効なのはSuicaなどの「非接触型のカード」などに対してなんです。クレジットカードにはあまり有効的ではないんですよね。

今回は、実は勘違いしているスキミング対策についてお伝えしていきます。実は、海外ではスキミングよりもスリ防止のほうが大事だったりしますからね。

スキミングとは

スキミングをまず知らない方もいるかもしれないので、それについて説明していきます。

カード犯罪で多く使われる手口の一つで、磁気ストライプカードに書き込まれている情報を抜き出し、全く同じ情報を持つクローンカードを複製する犯罪である。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

つまり、スキミングとは、カード情報を盗まれ、その情報を元に偽造カードが作られ、最終的に現金を不正に引き出されたり、利用されてしまうという恐ろしいものなんです。

ですので、スキミングされた本人に気づかれることなく、お金を抜き取られてしまうということ。気づいた時には、時すでに遅い状態だし、いつスキミングされたかもわかりづらいんです。

カードには2種類ある

カードの種類は大きく分けると2種類あります。「接触型カード」と「非接触型カード」です。例として「接触型カード」はクレジットカードなどで、「非接触型カード」Suicaなどになります。

2種類のカード「接触型カード」と「非接触型カード」
接触型カード
例)クレジットカード・銀行キャッシュカード・ETCカードなど

カードにはICチップがついています。読み取り装置をつかい、そのICチップからデータ参照や読み書き等を行う方式のカードです。実際、クレジットカードなどをお店で利用すると、機械に差し込みますよね。そういうイメージです。

非接触型カード
例)Suica・PASMO・nanaco・ID・Edyなど

カードに内蔵されている電磁波を利用して、データ参照や読み書き等を行う方式のカードです。特に、接触することなく利用可能です。実際、SuicaやEdyなどはタッチだけで支払いができますからね。

カードの種類によって、スキミングの手口が異なる

カードには、2種類あるということをお伝えしてきました。2種類あるということは...、スキミング手口も1つじゃないんです。

そのカード方式に合わせたスキミング手口が存在するんです、それをまず知っておくことが大事になってきます。

「接触型カード」に対するスキミング手口は、やはり支払い時やATMなどで行われること多いです。逆に「非接触型カード」は近づいて、服やバッグの上から機械などでスキミングする手口となります。

カードの種類ごとのスキミング方法
接触型カード
例)クレジットカード・銀行キャッシュカード・ETCカードなど
スキミングされやすい場面
・お店のレジなどでスキミングされる場合がある(店員がスキミングする場合など)
・ATMでスキミングされる場合がある(偽物の読み取り装置が、はめ込まれている場合など)
非接触型カード
例)Suica・PASMO・nanaco・ID・Edyなど
スキミングされやすい場面
・人が多い場所など、至近距離でスキミング可能
※近距離で、服やバッグの上から装置でスキミングされる
ここまで読まれて、ふと疑問点が浮かんできた方は正解です。そもそも海外では、Suicaなどの非接触カードを使うことはないし、おそらく持っていく方も少ないはずなんです。

スキミング防止ケースはあまり意味がない

そもそも、クレジットカードなどの「接触型カード」って、スキミング防止ケースに入れても無意味なんです。だって、カードが機械と触れる場面でしかスキミングされないから。

上記はスキミング防止ケースです。

 

海外旅行でスキミング防止ケースはあまり意味がない
スキミング防止ケースが防げるのは、
「非接触型カード」だけだから!
「非接触型カード」:(例)Suica・PASMO・nanaco・ID・Edyなど)
クレジットカードなどの「接触型カード」は、
スキミング防止ケースでは防げない!
「接触型カード」:例)クレジットカード・銀行キャッシュカード・ETCカードなど

また、仮に海外でSuicaなどがスキミングされても、海外の方はほぼ使うことが困難なんです。そのため近年では、「非接触型カード」に対するスキミング件数がそこまで増えていないそうです。

総じて、海外旅行でスキミング防止ケースは、そこまで意味をなさないと結論づけができるんですよね。

僕もこのことを知るまでは、海外だから、スキミング防止ケースは必要だし!って勘違いしていました。どちらかというと、日本国内でSuica等のスキミング対策をしておくべきだと気付かされたんです。

で、海外で注意すべきスキミング対策は、カードは取り出して使うときなんです。ここさえ注意すれば良いんです。あとは、スリ対策もしっかりとしておくことです。

海外旅行で、スキミングされる場面を想定し、スキミング対策行動をする

海外旅行中にスキミングされる可能性がある場面は、大きく分けるとこの2つになります。「お買い物などの会計時」と「ATMの利用時」です。

海外旅行でスキミングされる可能性がある場面
  • ショッピングのお買い物やお食事などの会計時
  • ATMの利用時

ショッピングのお買い物やお食事などの会計時

海外でお買い物やお食事、ついつい浮かれてしまっているかもしれません。そういう時こそ平常心を保つことが大事です。

ショッピングやお食事のお会計時、クレジットカードで決済する場合、注意が必要です。例えば、カードを渡した時、店員が手元に隠し持っているカードリーダーを使って、スキミングする場合もあるそうです。

目で確認すること
レジで会計するとき、見える位置でカードを通しているのか!?しっかり確認する事。また怪しい仕草をしてないか、隠し持ったカードリーダーで通していないかもしっかりと見ること。

お食事の時、一番安全なのが、席まで来てもらって、その場でクレジットカード決済をしてもらうこと。コードレスのカードリーダーを持ってきてくれるので、目の前でカードを通してくれるので、安全性が高めです。

気をつけるべきポイント
  • 見える位置でカードを通してもらう
  • 店員が変な行動を取らないか、確認をする
  • 暗証番号は絶対に隠して入力すること
  • 怪しいお店では、現金のみを使うこと

また、必ず暗証番号を入力するときは、手で隠して入力するようにして下さい。なんか怪しそうだと感じたお店では、現金(キャッシュ)で支払うようにしましょう。

ATMの利用時

ATMの場合、カード挿入口の上から、スキミングするための機械がつけられていたり、隠しカメラが取り付けられている場合があります。

下記動画は、ATMでどういった手口かで、スキミングをしているのかを伝えているものになります。

ATMでのスキミングを防ぐためには、なるべく人通りが少ないATMは利用しないこと。できれば、警備員がいるATMを利用すると安全性が高いです。

あと、ATMを見て、違和感がないか!?カード挿入口を揺らしてチェック。暗証番号パネルに、偽のバネルが乗っかっていないか等を、チェックすることも大切です。

さらに、暗証番号を入力するときは、手などで必ず上から隠して、入力することを徹底して下さい。暗証番号さえ、バレなければスキミングされても相手は抜き取ることができません。

気をつけるべきポイント
  • 人通りが少ないATMは使わない
  • 警備員がいるATMなら安全性は高い
  • カード挿入口を揺らしてチェック
  • 暗証番号パネルが外れないかチェック
  • 暗証番号は必ず、手で隠して入力すること

一番良いのは、空港内のATMを利用するほうが安全性が高いです。空港は、町とは違い警備もしっかりしていることが多いので。

もしスキミングにあった場合、どうすれば良いか!?

スキミングに合わないようにすることが大切ですが、もしスキミングに合ってしまったら、すぐにカード会社へ連絡を入れましょう。不正利用を伝え、すぐにカードを止めてもらいましょう。

基本的に、カード会社へ申し入れをしたら、警察への届け出なども含め、手順を伝えてくれるようになっています。

利用されているカードにもよりますが、「カード盗難保険」というものがあります。60日前までさかのぼって保険が適用されるケースがございますので、諦めずカード会社へ連絡をいれましょう。
※「カード盗難保険」の適用日数は、カード会社により異なる

スキミングにあった場合に取る行動
  • カード会社へ、カード不正利用の被害にあったと連絡を入れる
  • カード会社の指示に従い、警察へ届け出る
※カードによって、60日前までさかのぼってカード盗難保険が適用される

仮に暗証番号が隠しカメラなどによって盗まれて、カードの不正利用がされてしまったら、カード会社の補償の対象外になってしまう可能性がございます。ですので、暗証番号入力時は気をつけるようにしてください。

海外旅行前にスキミング対策やスリ対策でやっておくと良いこと

所持しているクレジットカードの補償内容をチェックしておいて、カード紛失時などの緊急の連絡先などをメモしておきましょう。

また、クレジットカードが不正利用されていないかどうか、web上でチェックできるようにおくと、随時チェックできますので、安心できます。

海外旅行前に、クレジットカードで準備しておくこと
  • クレジットカードの補償内容をチェック
  • クレジットカード会社の緊急連絡先をメモしておく
  • クレジットカード明細をwebでチェックできるようにしておく
事前に準備しておくことで、心のゆとりも変わってきますよ。

スキミング対策も大事だけど、スリ対策も大切

スキミング対策は、自分のお金を守るために非常に重要です。スキミング対策はしっかりしておいて、さらにスリ対策もしておくと、なお良いですね。

海外旅行でスキミングも危険なのですが、国や地域によっては、スリもかなり多い場所もあります。スリ対策は必要なんです。ちなみに、フランスもイタリアもスリは多めの地域です。

僕が今使っている、スリ防止にもなるパスポートケースをご紹介

こちらは、スキミング防止仕様のパスポートケースではあるのですが、スリ防止用に使っています。洋服の中にぶら下げて使う感じです。

マジックテープで開閉を行う仕様です。

上部を開けると、2箇所大きめ収納部分があります。

小銭や財布なども入れれるように、チャックがついています。

背面はメッシュ素材になっています。

現在、同じ商品は販売されていませんでしたが、似たようなタイプの商品がありました。これは、海外旅行にとっては必需品の1つだと思います。ぜひ持っておくことをおすすめします。

服の中に、こういったパスポートケースをしまう場合、首にかけるよりも、できれば斜めがけにしたほうがいいです。スリの人は首元のヒモもチェックしているかもしれませんからね。

人によっては、そこまでやらなくていいでしょ!って思われるかもしれません。実際、僕もそう思っていました。フランスで囲まれるまでは(笑)

僕がスリに合いそうになった場面

僕は被害に合いませんでしたが、フランスでスリのグループに囲まれかけたことがあります。

昼時に横断歩道を歩きはじめた瞬間、僕の左側にいる中東系の人がなんか言葉を発したんです。「シュツ...」みたいな、何言ってるかわからなかったのですが、すぐに察しました。

すると、僕の右側に人が寄ってきて、さらに後ろにも...。これヤバい状況です(汗)完全に僕、囲まれかけています...。あとは、どう逃げるかなんですよね。。

相手と間合いを取りつつ、少しずつ早歩きになりながら、最後は全速力でダッシュです!いや、ダッシュしかありません!それで、逃げきれました(笑)

その時、貴重品とスマホは、ズボンの前ポケットに入れていましたが、リアルに被害に合いかけると、かなり焦りました。その日以来、海外ではかなり気をつけるようにしています。

貴重品ケースにストラップがついていない場合、バックパックの背中面に入れるのも良い

もし、首などにかけるタイプではない、貴重品ケースをお持ちの場合、下記記事で紹介しているようなバックパックの背面に入れるのが正解だと思います。今回のイタリアでは、こちらを利用してみました。

国や地域によっては、より警戒しないといけないので、注意しながら、旅行を楽しんでいきましょう。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?スキミング対策はケースを準備するというより、実際にカードを利用するときに注意すべきなんですよね。あとは、スリ対策も十分にしておくべきなんです。

海外旅行でやっておくべきスキミング対策

クレジットカードなどの接触型カードは、スキミング防止ケースで、防げるものではない

会計時に注意!
・見える位置でカードを通してもらう
・店員が変な行動を取らないか、確認をする
・暗証番号は絶対に隠して入力すること
・怪しいお店では、現金のみを使うこと

ATM利用時に注意!
・人通りが少ないATMは使わない
・警備員がいるATMなら安全性は高い
・カード挿入口を揺らしてチェック
・暗証番号パネルが外れないかチェック
・暗証番号は必ず、手で隠して入力すること

スキミングされた場合
・カード会社へ、カード不正利用の被害にあったと連絡を入れる
・カード会社の指示に従い、警察へ届け出る
・※カードによって、60日前までさかのぼってカード盗難保険が適用される

旅行前に事前準備
・クレジットカードの補償内容をチェック
・クレジットカード会社の緊急連絡先をメモしておく
・クレジットカード明細をwebでチェックできるようにしておく

海外旅行中の貴重品の収納場所
・貴重品の収納場所は、服の中が一番安全

今回の記事が参考になりましたら幸いです。しっかりと事前準備をして海外旅行を十分に楽しんでいってくださいね。

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